インプラントここが知りたい質問30
インプラントは初めて・・という方に  
インプラントを勧められたが・・という方に
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質問1 インプラントという方法はどんな方法でしょう?
質問2 インプラントの歯は 自分の歯のように噛めますか?
質問3 インプラントは どのくらい、いったい何年くらいもつのですか?
質問4 インプラントは、誰でも受けられるのですか?
質問5 インプラントは、どのような人に適しているのでしょうか?
質問6 インプラントは 何歳まで可能ですか?
質問7 インプラントは必ず成功しますか?
質問8 インプラント治療の長所・欠点は何ですか?
質問9 何回通院が必要ですか?
質問10 手術を受けてから 歯が入るまでどのくらい期間がかかりますか?
質問11 インプラント手術は怖いです。痛くないですか、腫れませんか?

質問1 インプラントという方法はどんな方法でしょう?
インプラントとは、自分の歯に限りなく近い人工の歯根です。材質は親和性に優れた体に安全なチタンでできています。 抜歯と反対に、顎の骨に人工歯根を埋め込む手術を行い、根の部分を作り、その上に歯を作り 自分の歯のように咬めるようにします。
 歯を失ったら どうなるのか?皆様 不安にお感じでしょうね。普通は 隣の歯を削って最低3本かぶせる「ブリッジ」や 取り外し式の「入れ歯」をする方法しか かつてはありませんでした。インプラントをしている歯科医院は地域差がありますが1~3割くらいでしょう。インプラント治療をしていない、または経験年数や手術数が少なく対応範囲の限られている歯科医院では ブリッジや 取り外し式の入れ歯を提案されることになります。できるだけ 自分の歯を削らないよう 残っている歯を守るためにも インプラントは 今や第一選択肢と申し上げてもよい方法です。ただ現在のインプラント法に至るまで 発展途上に 一時期しっかりと骨と結合しなかったり 未熟な手術による初歩的な失敗も現存するのも事実です。入れ歯を嫌がれる方や ブリッジのために虫歯もないいい歯を削ることに抵抗を覚える方が 圧倒的に増えました。これからは患者様から満足いただける方法として インプラント治療のニーズはますます増えていくことは間違いのないところです。

では改めて従来の治療法(ブリッジ・入れ歯)とインプラントの差をご覧下さい。

各 症 例

概  要

メリット:両端の歯に負担をかけない>>
インプラントを1本埋め込みます。ブリッジの場合は両隣の歯を削る必要がありますが、インプラントは健康な歯をそのままに、欠損した部分にインプラントを埋め込むだけです。

メリット:インプラントに固定式のブリッジが可能>>
奥歯がないということは、片側を支える土台となるべき歯がないということになり、ブリッジは装着不可能になります。したがって、インプラントが普及する前は、部分入れ歯しか選択できませんでした。この場合の部分入れ歯は、歯肉だけで保持するため、合わない、外れやすい、などいろいろな問題が生じました。しかし、このようなケースでもインプラントを数本埋め込むことで、固定式ブリッジが可能になります。

メリット:インプラントによってしっかり固定される>>
歯がまったくない場合は「総入れ歯」となり、入れ歯を歯肉と粘膜、顎の骨で支えていました。そのため、カタカタと動いて安定しないことがあります。インプラントを数本埋め込むことで、入れ歯をしっかりと固定することができます。また、顎の骨の状態などにより、より多くのインプラント埋入が可能であれば、入れ歯ではなく、差し歯と同様にすることができます。

質問2 インプラントの歯は 自分の歯のように噛めますか?
インプラントは 顎の中の人工歯根が力を支え噛むわけですから 自分の歯と同じように力強く、何でも咬むことが可能になります。ただ、抜けたまま放置した期間が長かったりをしますと 舌や頬の筋肉が 歯の抜けた部分に入りこんできたりしていますから 初めのうちは 舌や頬を咬んだりする方もありますが 次第に慣れてきます。従来の取り外し式の入れ歯では 違和感の問題、入れ歯による傷の痛みなど 起こりがちですが、インプラントでは そういう煩わしさはかなり解消されます。力強く咬めるという点では 非常に優れた方法です。

質問3 インプラントは どのくらい、いったい何年くらいもつのですか?
インプラントの相談で 「インプラントは一生持つのですか?」 とよく聞かれます。一般的にインプラントで作った歯は10年以上 持つことは十分可能です。15年、20年も口の中で 役立ち続けているインプラントはたくさんあります。
しかしインプラントをされる前に、もともとあった歯はどうしてなくなってしまったのか、思い出してみてください。事故などで歯を失った方もあるでしょうが、虫歯や歯周病で歯を失うことがほとんどです。インプラントで再び歯を取り戻しても、同じように口の中が ばい菌でいっぱいの不潔な状態であったり 前歯も奥歯も共に正しく噛む状態が 得られていなければインプラントの寿命は 当然の結果として 短くなってしまいます。インプラント周囲の骨や歯肉が炎症を起こしてくるのです。インプラント治療には、歯を作る外科の技術だけでなく、口の中の清掃治療、歯肉の治療や、インプラントの上にかぶせる技術が必要です。インプラント治療後も 定期的に通院し、診査していただくことは とても大切なのです。糖尿病などの疾患にかからないようにし、全身の健康状態を管理していくことも、インプラントの安定には必要です。一生もちます とは その方の一生の長さが分かりませんから申し上げられませんが できるだけ長く お食事を楽しんで 豊かな人生を送っていただけるよう最大限の努力をしていきます。

質問4 インプラントは、誰でも受けられるのですか?
ほとんどの方が可能ですが、全身状態、顎の骨の状態によっては適さない方もいらっしゃいます。例えば 歯周病で 歯がぐらぐらしていて 抜歯が妥当と判断される歯でも 抜きたくない方もいます。しかし、抜かないことが本当に良い選択か否かは 別問題です。入れ歯も インプラントも 結局 骨がないと 条件が悪くなります。ぐらぐらするまで 歯周病を放置すると 周囲の骨が失われます。骨を失ったところにインプラントできるかどうかは 残った骨の量や厚みによりますが 場合によっては 骨が下がって神経が接近してきたり 短い長さのインプラントしか入らなくなり、力学的な問題も生じることにもなります。
また 糖尿病の重篤な場合は 良好な結果に結びつかないことになります。その他 重い心臓疾患、コントロールされていない高血圧など 全身状態によっては 慎重を要することもございます。妊娠中の方は出産後でないとできないと申し上げたほうがよいでしょう。大切なことは インプラントそのものは可能でも 長い目で見て その方にとって どうするのが良いのかは お口全体の診断の中で 決定しなくてはなりません。 さらに踏み込んで これからの人生を考えた設計図を立てることが必要です。

質問5 インプラントは、どのような人に適しているのでしょうか?
インプラントは歯を失った方に対して 従来の取り外し式の入れ歯や 歯を削って入れるブリッジをする際 現在 その選択肢の一つとして行う方法です。 骨の中に 自然の歯と同じように歯根を埋め込んで その上にかぶせて噛めるようになります。適応する方は 次のような方です。
1 取り外しの入れ歯が嫌いな方、または仕事などの事情で都合の悪い方 
2 歯が抜けたが ブリッジは隣の歯を削るので それを避けたい方
3 入れ歯で発音や発声に不便を感じている人 
4 総入れ歯が合わず、また入れ歯が動き、生活にも支障をきたし不快感を抱いている人 
5 歯周病や虫歯でたくさんの歯をこれまでに失ない、入れ歯をいれると今残っている歯に悪い影響を及ぼす可能性のある方

質問6 インプラントは 何歳まで可能ですか?
インプラントができる年齢の制限は基本的にありません。当院の例では19歳の方から、82歳です。インプラントが適応と思われない全身的な疾患(重い糖尿病、心臓疾患など)をお持ちである場合は別にして、通常の抜歯をすることができる方なら インプラントは可能でしょう。高齢だからできないとは諦めないで下さい。除けば、現代のインプラント治療には年齢制限は有りません。若年齢におきましては 顎の成長との関係が大事ですので 顎の成長が終了する時期以降なら 可能です。

質問7 インプラントは必ず成功しますか?
インプラントが顎の中で 骨と結合した場合を成功とみなします。条件がよければ 現在 99%は問題なく結合すると申し上げてよい現在のインプラント治療です。ただ骨と結合しない場合に考えられる原因としましては、糖尿病、細菌による感染 そして喫煙などが考えられます。また 骨が硬すぎて血液供給のない(血流が不足)骨に対しては インプラントが くっつかないことを経験しています。このようにインプラントの手術をして程ない初期の段階(初期失敗期)で 問題が生じることがまれにありますが その場合は 再インプラントをします。再インプラントで 結合しなかなかったことは 今までありませんし その後は安定します。
ただ、インプラントの対象はあくまで 人間の体です。遺伝子が違うのですから個体差も当然あり、部位による差もあります。ですから 質問のように 必ず成功しますといっては間違いになるのですが まず問題なくできる 現在のインプラント手術ですのでご安心下さい。また 分かっていただきたいのですが、インプラント手術は成功しても 長期に渡る経過の中では かみ合わせやお口の衛生管理も大切になってきます。治療が終わったからもう終わりでは 長期の成功は望めませんし、他の残っている歯の健康も守っていかなくてはいけません。インプラント治療に至ったのも その方にもともと歯を失う原因があったからですので その原因を取り除かなければないことを しっかりと受け止めていただくのが大事ですね。それでないと インプラント治療は 費用も時間もかかるわけですから  その価値を十分に出して満足のいく結果にしなくては もったいないことになります。長期的に良い結果に結びつくよう 歯科医師と患者様が共に努力することがポイントとなります。

質問8 インプラント治療の長所・欠点は何ですか?
インプラントの長所 
1. 入れ歯より 自分の歯のようにしっかり力強く噛める(☆☆☆☆☆)
2. 入れ歯のような異物感や 取り外しの煩わしさがない(☆☆☆)
3. 入れ歯のように バネが見えることがなく 口元がきれいに仕上がる(☆☆)
4. ブリッジのように 自分の歯を削らなくてすむ。(☆☆☆☆)
5. 抜歯後 インプラントを入れることにより 顎の骨を保つことができる(☆☆☆)
6. 残っている歯の負担が減り、自分の歯を守ることができる(☆☆☆
7. 歯を失う前の 若々しい心で 食事や会話を楽しめるようになる。(☆☆☆)
8. 歯があることで 自信のある 積極的な人生につながる(☆☆☆☆)

インプラントの欠点
1. インプラントを行うには外科処置が必要となる(★★★)
2. 治療期間がかかる場合がある(★★)
3. 本数が多いと 入れ歯やブリッジに比べ コストがかかることになる(★★★★)


質問9 何回通院が必要ですか?
インプラントをあごの骨に植え込む1次手術と 糸抜き、歯肉の中に埋もれたインプラントにかぶせを造る準備の簡単な2次手術、そして歯列の型採り、かぶせを入れる治療などで最低でも 3~4ヶ月の間に6~7回の通院は必要です。しかし 歯石を取ったり、他の治療もしなくてはならない場合が多く これに関しましては 治療計画を立てた上で 納得していただくことになります。お忙しい方は それらを集中的に行うやり方もあります。

質問10 手術を受けてから 歯が入るまでどのくらい期間がかかりますか?
インプラントが骨と結合すれば 力をかけても大丈夫ということになります。すなわち咬む力を発揮できます。早く食事を楽しんでいただける様にして差し上げたいのですが、これにはおおよそ3ヶ月かかります。早く結合するタイプのインプラントも出てきましたが 基本的には ある程度 時間を待った方が 確実と思います。また、骨が少なくGBR(骨誘導再生)という 造骨処置を行った場合ではもう少し期間を要する時もあります。上顎の奥歯には もともと骨が薄い場合が多く、サイナスリフトという方法で 骨を造りそこにインプラントを行うケースでは 6~8ヶ月 期間がかかることもあります。これから歯を抜き、インプラントする場合は 即時インプラント法という 方法もあります。これは 抜歯して同時にインプラントする方法です。状態にもよりますが この方法ですと 治癒期間を半分に短縮できます。これから歯を抜いて それからインプラントをする場合は、骨ができるまで、ます4~5ヶ月位待ちますので、合わせて 7ヶ月~9ヶ月くらい必要です。

質問11 インプラント手術は怖いです。痛くないですか、腫れませんか?
これって皆さん 一番の心配ですね。心配なさらないで下さい。麻酔を十分しますから、手術時に痛みはありません。インプラント後の痛みは 麻酔が切れる頃、通常抜歯をした程度の痛みはありますが 鎮痛剤をお出ししますので 安心してください。
ただ、腫れに関しては個人差が非常にあります。抜歯のご経験がある方でも 抜いた歯の場所、生え方、抜いた年齢、また抜いた歯科医師によって痛みや腫れが異なることをお感じでしょう。ケースバイケースといえるのです。そのままインプラントするには極めて骨が少ないため、造骨の処置(GBR)の必要がありますと 当然ながら組織に与えるダメージが増えることにもなり 腫れる可能性が増すことも正直あります。腫れ止めを投与したりして 腫れの程度を少なくはできますが 腫れというのは 炎症に対する素直な体の反応ですので ある程度起こる場合は そのようにご理解下さい。腫れても痛みとは別です。通常腫れた場合のピークは2~3日目で、その後は日ごとに治まってきます。こういうことも踏まえた上で、患者様ができるだけ腫れないよう ダメージを最小限ですむように心がけ インプラント手術を行っています。

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