インプラントここが知りたい質問30
インプラントは初めて・・という方に  
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質問23 インプラント手術の費用はどのくらいかかりますか?
質問24 歯科医院によって費用の差があるのはどうしてでしょうか?
質問25 セラミックをインプラントの上にかぶせる場合の 注意点な何ですか?
質問26 インプラントをする歯科医院を選ぶ時のポイントは何ですか?
質問27 よく 「○○認定医」という記載がありますが、どういう意味をもちますか?

 

質問23 インプラント手術の費用はどのくらいかかりますか?
インプラント治療は健康保険外の 治療法です。インプラントの種類により異なりますが一ヶ所につき 当院では20万円(税込み)かかります。 上にかぶせる費用は別ですが、かぶせの種類によって変わってきます。ただ 当院では メタルクラウン(金属のかぶせ)は 通常ゴールドのみを使用するようにしています。いわゆる銀歯はお口の中で 見た目が黒く写るほか 欧米では見かけない低コスト追求から生まれた日本特有の健康保険用の材料ですので 歯科医なら自分の口の中には通常使用しない材料ということもあり 当院でも経済性をどうしても優先されたい方以外にはお薦めしません。「患者様の体にとって 何が良いか」 そこが材料選択のスタートです。また 金属色より白い方がよいと望まれる場合はセラミックを用いますが コストは2万円余分にかかります。

(例) 2回法でのインプラント治療の場合(1本インプラント)
・インプラント手術代     20万円
  (インプラントの手術と2次手術に掛かる費用です)
・アバットメント        5万円
  (インプラント手術約3ヶ月後に造る土台)
・メタルクラウン(ゴールド)  9万円
            合計:34万円(税込み。治療本体は323,800円となります)

質問24 歯科医院によって費用の差があるのはどうしてでしょうか?
使用しているインプラントシステムや 使用するインプラントの種類によってもコストは変わってきます。また使用する器具の安全性を考え、使い捨てのものを用いているか、専用の手術室を設置しているか、全身管理を行う器具を使用しているか、などインプラント手術を安全に行うために色々な装置や環境を整備しているか否かというのも 実際の費用の差につながっています。 しかし実際、最も大きな差と思われることをお話しましょう。
インプラントの手術後 最終的にセラミックや金属で かぶせ(クラウン)を作製し、噛みあわせを整えることになります。これを専門的に申し上げますと 「インプラント」=「外科治療」+「補綴(ほてつ)治療」 となります。“補綴(ほてつ)”という耳慣れない言葉でしょうが インプラント治療を分けますと 「外科治療」が土木、建築の基礎工事なら 「補綴(ほてつ)治療」は上に立てていく組み立て工事といえるでしょう。
 この「補綴(ほてつ)」に関しては(社)日本補綴歯科学会のホームページを 参照してください。補綴(ほてつ)とは何か わかっていただけることが多いと思います。この「補綴治療の細やかさ」において ためらわずに申し上げますと この部分で歯科医院差が生じます。これは 通常のセラミックをかぶせたり 入れ歯を作ったりする治療と同じです。手術中心の歯科医院もあり、手術後上に立ち上げるセラミックなど技工作業を伴う部分で その精度や審美性の追及の点(補綴(ほてつ))に甘さがあったりするのも実際残念ですが見かけます。いわば咬めればよいという考えなのかもしれません。コストを抑えるために 材料や精度にあまりこだわらなければそれも可能なのかも知れませんが…
インプラントは骨の中にあるため 骨と結合さえすれば 患者様には あまり結果として 認識してもらえない部分です。どちらかといいますと 痛くないか 腫れないかの ご関心の方が患者様にとっては高いと思いますが、インプラントを埋め込む手術と共に 上にかぶせる処置も大事なのです。
インプラントは 保険が効きません。それを承知で 患者様は このインプラントという方法を選択なさいます。しかし、実際 保険治療ではないのにも関わらず 内容が保険治療の延長上になっているのではそれこそ 費用をかける意味がありません。
歯科治療は術者(インプラントを行う歯科医師)が 自分の治療価値への思いの表現とも考えられます。どのような作品を作るかです。結論を申し上げますと、治療費というのは 地域性、全てを含んだ必要経費、経験、専門医としての価値 など総合して その医院の値段が決められていくのです。入れ歯と同じで、医院が異なれば内容も値段も異なるのと同じということになります。
インプラントは人生で何度もやりかえる治療ではありません。その価格に見合った内容と価値があれば 適性ということになります。
患者様にとって 費用は一番気になられる部分ですね。
具体的には 手術基本料を別に設定している医院もありますし、多くの場合必要となるGBR(造骨処置)が 本体とは別になっていたり、医院によって決め方が違うため、値段設定が患者様にとって少し分かりづらいものとなっていると思われます。例えば インプラントの値段は10万円台で安くても、GBRで高い費用を設定していることもあり 結局はかぶせも合わせて30万円台だったとなるのです。手術にはオプションが含まれているのかどうか 1本〇〇〇円という表現だけでの判断では難しいかも知れません。安いから高いからで 良し悪しは決まりません。
特にホームページだけで 選ばれる場合は 費用も関心事ですが、その医院の考え方や経験、基本的に今の制度では日本のインプラント学会専門医かどうか(日本口腔インプラント学会ホームページに記載されています)、また院長はじめスタッフの診療姿勢など 総合的に判断された上で 決してホームページのデザインやイメージに振り回されないように注意して択ばれるのが 大事ではないかと感じます。 あとは[ご縁]となりますね。
 ご質問のとおり 医院により値段に差がありますが、一般的に インプラント施術の様々な手間、時間、様々な準備に関わる経費、そして技術評価を考えた時、総じて、大阪、京都、神戸においては一本あたり インプラント手術+かぶせる(上部構造)で 30万~40万となるでしょう(東京では1~2割ほど高いようです)。 さて この差をどう受け止められるかですね。

質問25 セラミックをインプラントの上にかぶせる場合の 注意点な何ですか?
インプラントの手術が終わり 約3~4ヶ月すると その上にかぶせて咬み合わせを完成させます。かぶせるものをクラウン(冠)といいますが その種類は セラミック、金属、ハイブリッド(硬質プラスティック)、金属の上に消えるところだけプラスティックをつめる方法などがあります。最もきれいになるのが セラミックです。ハイブリッド(ハイブリッドセラミックなどともいわれ少し混乱を招く名前なのですが) はプラスティックですが、時間が経つ光沢感が少し失われてきます。
ただ 最近は奥歯も白くしたいといわれる方が増え(特に下顎の奥歯) セラミックを希望されるのですが 一番奥の歯に関しましては セラミックは欠ける(割れる)ことも有りうることを ご承知置きください。理由は 体の中で最も強い咬筋という筋肉の力が一番及ぶのが奥歯だからです。顎の関節も外耳道の前にあり そこを支店に てこの原理で 奥歯に力が集中することが考えられます。ですから 一番奥は他人からは全く見ようにも見えませんから 金属で行うのも そういうことを防ぐのに役立つわけです。もちろん女性で咬む力の弱い方なら リスクは減りますが 顎が張っていたり 力の強い方、また くいしばりや 夜間歯ぎしりされる方は リスクが高くなります。

質問26 インプラントをする歯科医院を選ぶ時のポイントは何ですか?
インプラントは日本において ここ30年間に渡り 欧米における材料の開発、技術的進歩と共に大きく変わってきました。国産のインプラントも開発、販売され決して劣る製品ではない上、 技術的な面でも 日本のインプラント治療は 世界の中で決して引けをとらないところまで発展しました。その発展の途中には ひたすら患者様の 食べる喜び、幸せに貢献することを願いながら、試行錯誤を重ねた時代もあったわけです。1970年代から第一世代の先駆者というべき歯科医の先生方が開発途上という苦難の道を切り開きながら ようやく現在の臨床レベルに達したといえるのです。 歯科医院には 当然ながら 格差があります。経験や技量、知識はもちろん 人格、体力、気力も異なります。
ことインプラントに関しましては 通常の歯科治療の中でも より経験が求められると思います。理由はインプラント治療は、患者様おひとりおひとりの条件、状態の差が大きく、確実に対応するには 相当数の様々な経験から学んだものが 成功という結果に結びつくことが非常に多いからです。
しかし注意点はインプラントだけ たくさんやっているから その歯科医院が安心というわけにも行かない部分があるのです。ですからインプラントの本数だけが基準にはなりません。雑な内容でたくさんインプラントしたとしても困ることになりますから、そこが患者様にはわかりにくいところなのですが インプラント治療以外のところで 足元をすくわれるようなことでは インプラントの成功とはいえないと思うのです。私の信念を語らせていただくなら、インプラント治療は 歯科医学を学ぶ順番としては 、最後の方に位置すべきと考えます。「インプラント治療」は 歯周病治療や 歯の神経の治療、虫歯治療、咬み合わせ治療、入れ歯、矯正、審美治療など 全ての歯科治療の上に成立する治療法です。インプラントだけうまくいっても 全体として問題が出たり、最終的に正しい完成に至らない場合も出てくる可能性があります。インプラントをこれからされる方は最も大切なこのことを しっかり理解していただきたいと思います。インプラントを行った治療が 他の残っている歯の健康、咬む機能の回復、審美の回復など含めた、真の成功に結びつく結果とならなければならないのです。
費用も大切ですね。大体30万~40万というのが関西での値段です。ただインプラント1本いくらという表現は 正しいのかどうかです。また価格を優先してインプラント治療を受けた方の問題が多く生じている事を業者から耳にしていますので 容易な考えで始めるのではなく 永い目で見て 将来を考え よく主治医と話し合って治療に入る環境が必要です。 
そういうことを 踏まえた上で、2008年度から 専門医制度((社)日本口腔インプラント学会の認定医制度から変更)を厚生労働省は発足させますので それらも参考になさるといいと思います。

質問27 よく 「○○認定医」という記載がありますが、どういう意味をもちますか?
今 日本の厚生労働省が認める社団法人の学会の認定医制度とは(社)日本口腔インプラント学会の認定医制度のみです。しかしこの認定医制度も 近々(2008年度の予定)「専門医制度」に移行し 認定医という名称は正式になくなる予定です。
また アメリカなど外国の認定医制度というのもありますが 基準はまちまちで 登録だけのようなものもあれば 簡単な試験ですぐに認定証が来るものもあります。ちなみに1998年に私が受けた ドイツインプラント学会(DGZI)の試験では 3年経過の12症例の書類審査とレントゲン写真提示、それと30分ほど口頭試問がありました。一口に「認定医」という表現だけでは はっきり申し上げ基準にバラツキがあるので分からない部分が歯科医の私でさえあります。
現在 一番日本の中で信頼度と水準の高い試験は やはり 厚生労働省認可の 社団法人日本口腔インプラント学会の試験となります。ケース発表と ケース論文、学会参加基準を満たしていること、学会在籍5年以上、100時間のインプラント教育施設での研修、完成後3年以上経過の20症例の提示と説明、筆記試験などを クリアーすることが必要です。
全国の認定医(専門医制度に移行)の名簿の記されたホームページもありますからインプラント治療を受けられる際の参考になさってください。(社)日本口腔インプラント学会の会員数は8000人ですが そのうち 認定医は全国で600人余りです。兵庫県には13人います。
(社)日本口腔インプラント学会 http://www.shika-implant.org/

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